ペンタクルの6の意味と象徴的なメッセージについて

小アルカナ

タロットのペンタクルの6は物質的な豊かさと経済的な安定を表しており、天秤をもった人が人々に金貨をわけ与えている場面です。

豊かさの象徴の金貨を与える者と受け取る者とが存在することで、心身的に豊かであるかどうかを感じることができます。

物質面と精神面での関係性は、与える者受けとる者の間にある感情によっても結果が違ってきます。

どちらかが一方的な気持ちで暴走したまま、他人に対して何かを行ったとき受けとった側は素直に感謝の気持ちを感じているのかどうかは、なんとなく想像がつきます。

人との関係性により良い感情で行ったことはさらに大きな喜びへ、良くない感情の時は小さな問題を次々生み出したりと行動に伴う感情によって結果が大きく違っていきます。

仕事や恋愛、人間関係での意味を通して人の気持ちの伝わり方も読み解きましたので、今の状況と照らし合わせて参考にしてみてください。

ペンタクルの6の仕事、恋愛、人間関係での解釈

仕事面の意味とメッセージ

正位置では「ビジネスで成功を収める」「事業がうまくいく」「収入が上がる」という意味があります。

心に余裕があるので、周りの状況をよくみて判断できスムーズな作業効率や良いアイディアの元にしたプロジェクトがうまくいきます。

他の人の意見を聞きながら、良い協力関係が生まれるので仕事の効率も上がり、はじめの目標よりもクオリティの良いものが完成されるでしょう。

逆位置では「不当な評価」「不当な残業」「問題に悩まされる」などが当てはまります。

必要以上の労働を強要されたり、努力をせず他人の手柄を横取りしようとするような人に悩まされ、ミスのカバーに追われる日々を送るというループにはまりやすい時です。

また、自分自身が他人を支配したい欲求が大きくなったり、人の気持ちがわからない人だというレッテルを貼られて孤立する傾向にあります。

 

自分だけの願望や損得で考えることなく、他人と共有して協力関係をつくるという気持ちでいることで成功と持続的な成果を得ることができるでしょう。

恋愛面の解釈とメッセージ

正位置では、「想いが通じる」「嬉しい報告やプレゼントを貰う」「告白される」などです。

見返りを求めず、尽くすことに喜びを感じお互いにとっても良い関係を築いていくことができます。

どんな時でも思っていることを伝えていくと、共感を得やすくなって仲も深まり幸福感が増していきます。

好意を持たれたり、想いが通じたりして愛の循環が周囲でも連鎖して起きるので、たとえ想いが通じなかったとしても落ち込みすぎることはないでしょう。

逆位置では「見返り重視」「表と裏の顔がある」「物で釣ろうとする」のような意味があります。

相手を独り占めしようと束縛したり、その人の前でだけ態度を変えたりするという、いきすぎた行動をしてしまう又はされるかもしれません。

相手との関係性のために行動しているつもりでも、実は独りよがりの行動を起こしている可能性もあるので、一度自分を客観視してみるとよいのではないでしょうか。

人間関係での意味とアドバイス

正位置では「ボランティア活動に参加する」「善意を受け取ってもらえる」「協力・助け合う関係性」「正当な報酬」などです。

ボランティア活動を通して、同じ趣味や話題で盛り上がりその後関係が深まるような体験をすることもあるでしょう。

家にある使わないものをフリーマーケットに出品したら喜んでもらえて、お財布と心が満たされるというようなちょっとした嬉しいことも起きやすいです。

あまり親しくなかった人とでも、お互いの利益になるような情報や物を交換しあえてそこから良好な関係性を続けることができます。

逆位置では「マウントを取る・取られる」「外面だけいい」「お金をちらつかせる」などがあります。

お金や高価なものをちらつかせて、精神的な支配をしているような行動をしてしまっていたり、されたりすることがあるので気をつけましょう。

また善意と見せかけて実は本音は違っているのに、それを誤魔化すかのように良い反応が返ってこなかったからといって相手に攻撃的な態度や言葉を浴びせにてしまうことが起きたりします。

取返しのつかない事態になる前に、人との接し方が今後の関係にどう影響していくのか見直すときでもあります。

ペンタクルの6のカードで見る全体的な解釈

このカードの真ん中の人物は周りの人よりもいい服装で天秤を片手に、施しをしていますが裕福で心にも余裕がある状態だとしたら、このような行動をしていることは良い行いであると思われることでしょう。

これは裕福な人とそうでない人がお互いの気持ちが通じているので良い行いになっていますが、もしこれが「可哀そうな人たちに嫌々やってあげている」ことだったら、

その心は相手にも伝わり感謝されるどころか、貰えるだけ貰ってやるという感謝とは反対の気持ちを生み出す結果となってしまいます。

天秤をもっていることで、気持ちによってお互いの関係性は変わってくるというメッセージ性があります。

また状況別の読み方によっても立場が逆転することもあります。

大勢の人たちで一緒に何かをやり遂げた後の報酬を受け取っているところでしたら、達成感や感謝などのお互いを尊重しあっている気持ちも読みとることができます。

まとめ

今回は豊かさと心の豊かさは繋がっていて、それが相手との関係性にも大きく影響するということを読み解いてきました。

物質的にも精神的にも満たされた状態でのパフォーマンスは、とても満足のいく結果となると思います。

ですが、それが行き過ぎてしまうと色んな感情が混ざり合ってとんでもない方向へ話が飛んで、取返しのつかない結果になるのでその前に、

相手との間に思いやりの気持ちはあるのか確認して気づいていくことはとても重要なことだということがわかりますね。

はじめからその気がなければ、関係を無理やり取り繕うことはせず距離をおくという選択も自由にできたらいいですね。

これから、他人と長期的に関わる機会があるときは行動と気持ちの方向性をうまく合わせていけば、円滑なよい関係が築いていけて、

もっともっと彩豊かな生活をおくっていくことができると思うと人生丸ごと楽しみになりますね。

 

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